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本当は昨日の時点で読み終わっていたんですけど。 読虫です。 パソコンをつけたのにもかかわらず、日記のことを忘れていたのであります。 さて、数日をかけて、天使のナイフを読みました。 今回はいつもよりも時間をかけて読んだと思います。というのも、久々の八雲以外のミステリーだったので、一場面ごとに状況を整理しながら読み進みたかったのです。 じっくり読んでいくのも面白いですね。 その話は置いといて。 この本が審査員満場一致で江戸川乱歩賞を受賞した、と書かれていたのでいつも以上の期待をして読んだ――何度かだまされたこともあったような――のですが、それでもなかなか良い作品だったと思います。 前半の部分は主人公の過去・現在の話。少年法の死角で苦しむ遺族の苦しみや憤りが、事あるごとに現れており、少年法・加害者の処遇の疑問点がうまく書かれていたと思います。 後半に入ると一気に物語が加速し、複雑に絡んだ人間関係と、それぞれの意図したものが明かされていきます。 最後の最後でそこまでつながるのかと、少しやりすぎだと思いましたが。 僕は親しい人を殺された出来事や本気で他人を殺してしまいたくなったことなど無いので、主人公の心情の変化は全て理解できるというわけではありませんでしたが、僕だったらどういう行動を起こすのだろうかと考えながら読んでいました。 もちろん加害者を憎むと思います。いや、憎みます。でも、その感情の度合いがどのぐらいなのかは分かりません。一生わかりたくありませんが(苦笑 有無を言わさず加害者を殺すのか、更生を願うのか、はたまたそれ以外なのか。 そして加害者のことを許せるのか。 更生とはなんなのか、許すという行為はどういうことなのか。 色々と考えさせられた小説でした。 そして僕も万華鏡が欲しくなりました(笑 MY万華鏡に憧れる。 どうせ一時の感情なので放置しておきます。 今は僕があまり進んで読もうとしない、村上春樹氏の作品をどういうわけか読んでいるんです。 回転木馬のデットヒート という作品なのですが、これもなかなか面白い。 ヘミング・ウェイ氏の 老人と海 も同時進行で読んでいます。 そして! 罪と罰をやっと。やっと!手に入れました。 春休みはなかなか楽しめます。 人間の致死率は100%だと養老猛氏が言ってました。其の通りですが。 僕はどんな死に方をするんでしょうか。
by bombdog
| 2006-03-24 23:59
| 本
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